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しののね裏話 7/3
9本追加!!

●被害妄想 [内山]
枯れた柚子の木を使ってお箸を作ってあげる…と志枳に言われ、珈乃は大喜び。
「どんなお箸がいいですかね?」と葛さんに問われ「そうねぇ…」と答えるシーンがある。
私は毎回、こう言っていた。
「私、手が小さいから…」
大抵は「私、手が…」辺りで、志枳の「葛さん」という呼びかけに遮られてしまうのだが、このシーンに差し掛かるたびに思い出すことがある。
それは、稽古期間中にこのシーンをやったときに誰かが言った、
「いや、君の場合、手が小さいと言うよりは…」
という呟きのことだ!!
分かっている。正確に言うならば、「私、指が太くて短いから…」だと言いたいのだらう?! 私だってそう思ってるさ!
でも、珈乃には「太い」とか「短い」とか、そういう不格好を思わせる形容詞を使いたくなかったんだ! だから、“手が小さい”というレトリックを敢えて使っていたのだ!!
でも、このシーンに差し掛かる度に毎回思い出し、心の中で呟いてしまう。無論、本番時も呟いていた。
「本当は…太くて短い、だと…思ってるんだろう?!そうなんだろう、なぁ、みんな!!」
そんなときの私はちょっとだけ、黒・珈乃だ。


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●帯をまわす [七海]
物語冒頭の舞いシーンで志枳と一緒にヒラリハラリ舞った後、僕は万葉にモデルチェンジするべく裏で柚枳面を脱ぎ、身なりを整えます。
その際に忘れちゃならないのが、帯を回すこと!
万葉の辛子色帯布部分を、冒頭では見えないように背中に回していたのです!
稽古で一度、この帯回しを忘れてからというもの、裏で帯を回した後に同じデハケにいる内山珈乃と、退場後そこを通る吉田志枳に必ずチェックをしてもらうようにしていました。
まずはドキドキしながら出番を待つ内山に、
(見て見て!帯ちゃんと回したよ!ムン!)
(う…うん)
次に舞い後で息を弾ませながら退場してきた志枳に、
(見て見て!帯ちゃんと回したよ!ムン!)
(はいはい。えらいえらい)
この儀式を経て、ようやく僕は安心して舞台に登場することが出来るのだった…!
みんな、ご協力ありがとー!!!


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●如何ともし難い [七海]
万葉からギコギコ柚枳への衣替えは、いつもギリギリでドキドキ!
舞台裏をしゃこしゃこ走り、柚枳布をふあっさーと被ってから、柚枳面をガッチリ装着!
デハケ口にしゃこしゃこ移動して、ギコギコ出て行くその時を待つ…。
ん!?
んが!!
んごあああああああああああああああああああああああああああああ!!
何と言うことだ!!
ほっぺが…ほっぺが痒いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!(爆)
柚枳面は一度きっちり被るとピッタリフィット。中に手を入れて掻くことは出来ない。
取り敢えず面の上から掻いてみる…キュキュッ…ぬう、何も感じぬ。(当たり前だ)
ムキー!
モダモダしているうちに出番がやって来て、何も出来ぬままタイムアウト。
共演者は知るまい。
柚枳の中身がほっぺ痒さにモダモダしながら対面していたことを…!!!


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●すちゃっ [吉田]
今回、殺陣があったのですが。
今までの公演の殺陣と違って、志枳は刀を持ちなれていない・人に刃を向けたこともない、ごくごく一般の人間です。
なので、懐剣も片手で構えられずに両手。ブンブンッと振れないので、懐剣に振り回されて体の軸もぶれぶれ、腰も引けている、というへたれっぷり。
なのにー。
落とした懐剣をわたわたと拾って、柚枳に再び懐剣を向ける時。
懐剣の落ち方の関係で、拾うのが逆手になっていたのです。
ここで、志枳として正しいのは両手で懐剣をもって持ち直す、です。
なのに、ああ、なのに。
柚枳に気を向ける方にチカラを注いでいたら、ウッカリ手首を返してくるっと懐剣を回転させて…順手に持ち替えてしまったのですー!
うわぁ、武器を持ち慣れてないのに!
誰も見なかったらいいなぁ、もの凄いさりげなかったから見てないよなぁ、と思っていたんですが。
終わったとたんに、内山以外の全員に「…あれは…ねえ?」と言われました。
くあーーーーーーーっ!


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●あ、つっこんだ! [吉田]
志枳と柚枳が初対面で、うふふあはは〜になるシーンでの事。
グアァと襲いかかる柚枳から志枳は頑張って逃げるのですが。これがまた、どうくるか解らないので、心底「こえぇ、こえぇよ!」と思いながら身構えていたのです。
その時はほんの少しだけ右へ行くか左へ行くか迷ってしまっておりまして。
その結果、斜め後ろへぴょーいと逃げるはめになり、そこは枯れてしまった柚子の木があるところで。
志枳は余裕かましすぎて、逃げる時に慌てて柚子の木に突っ込んだ…という結果になりました。
はぁ、あんなに罵詈雑言を浴びせてたのに、格好わるい〜。


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●フォルダ名 [内山]
この裏話をお読みの皆様はもう、すっかりお馴染みになったかと思われますが、夜光堂第14回公演『悠久の光と篠の音と』。
略称・通称は「しののね」です。
今回、余り大したことは出来てなかったのですが、一応、私にもいくつか裏方事務的な仕事が割り振られておりまして、パソコン作業なんかもあったりしまして・・・スーパートップの吉田さんがどうされてるかは存じないのですが、私は毎回公演ごとにフォルダを作成しまして、その中に「チケット」だの「DM」だのの中区分けを作る・・・という形で管理しております。
で、今回。この公演フォルダを・・・見失うことが・・・多々ありました。
それは何故かと申しますと・・・。
フォルダ名を・・・「悠久」にしてたから・・・。
もうね、すんごいね、台本配布初期の初期くらいに作ったフォルダだったからね! いずれ浸透する略称を読み切れなかったんだね!
それならそれで、早々にフォルダ名を変更すれば良かったのに、それを怠ったため、「あれ! ない! “しののね”フォルダがない!」
って涙目になったこと数知れず・・・。
そりゃ、ないよ。作ってないんだから。


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●あいことばは看板! [七海]
やちみずの際、案内の看板を見事に出し忘れ、開場後に慌てて出しにゆく…というとんだ失態をおかしたわたくし。
看板を出している最中に、お客様に「ここでいいんですよね…?」と尋ねられ、看板の大切さを身をもって感じた次第であります…。
そこで今回は『看板忘れるべからず』をモットーに、ビリー中も(看板…!)、皆に昼飯のオーダーをとっているときも(看板…!)、トイレに入った時も(看板…!)と心の中で唱え続け、無事開場(だいぶ)前に看板設置の任務を果たすことが出来ました…!!
皆、迷わずに御来場いただけましたでしょうか!?


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●八か月周期生姜胡瓜 [七海]
八か月前、やちみず時のごはん付け合わせとして購入し、主に吉田に大好評だった生姜胡瓜(漬物)をまた買ってみた。
八か月前と同じものと知ってか知らずか、吉田は八か月前と同じニコニコ笑顔で胡瓜を食べ進んでいた…。
と思ったら、風味付けに入っていたデカイ生姜を食べて悶えていた。
おお!これは八か月前にはなかったリアクションだ…!
また八か月後、同じ胡瓜を出してみようと密かに企んでいる…。


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●脱ぎっ放し!? [七海]
面を被った柚枳が、オープニングの舞いで中央奥から現れるシーン…。
実はあのシーンの前は、舞台に出ている吉田志枳以外の役者は、仕掛け発動のために裏を駆け回っておりました!
僕も柚枳面を被ったまま、仕掛けを発動させ、その後中央へヒタヒタダーッシュ!
血染め桜着物を引っ掴んでスタンバイ後、数秒で幕が開く…という忙し具合。
幕をあげる係りの内山も、仕掛け発動後、僕の後ろをダッシュで駆けてくるのです。
そんなハードスケジュールの中、手早く登場準備をすべく、僕は予め血染め桜着物をそのまま掴めばいいように、奥スペースにスタンバイしていた。
本番が始まる前、僕は皆に言った。
「この奥スペースにべろーんと置いてある着物は、スタンバイのために敢えてこの状態にしておいてありますから!!決して脱ぎ散らかしているわけじゃないので、片付けないでくださいー!」
これが吉田や内山が行っているならば何らかの策かと思うだろうが、普段から稽古着を脱ぎ散らかしている僕の場合…「もー!七海はー!」と片付けられる可能性高し!!(爆)
こんな註釈をせんでいいように、これからはちゃんと稽古着畳もうかなーと思う僕なのであった。
恥ずかしー!!

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