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「ほおずきの街」裏話終了です!

ながらくおつきあい頂きました「ほおずきの街」の裏話、これにて終了です!!

夜光堂は砂漠と水のお話を終え…今は少し、お休み中です。

20回お世話になった門仲天井ホールが閉館となりますので別の場所へ、皆様にお目にかかるのはどこになるでしょうか。
そんな場所も探しつつ、少しだけ水を飲みつつひとやすみ。

また次回、次回は『千年犬とちまこき猫と福助うさ(仮)』にてお目にかかりましょう!

category:[ほおずき]公演後裏話, comments(0)
キャラクター裏話『汐とカガチ』(吉田)
幸せの街の汐は、太陽の似合う、にこにこきらきら白くて眩しい子。
過去の汐は鮮やかに赤く、どす黒く、限りなく透明で、混沌としている子。
EDの汐は全てが融合して、越えて、存在する子。
カガチは謎であり真実。

汐は稽古終盤まで私のところにやって来てくれず、どうにも「汐がいないんで、吉田がかわりに舞台にいます。でも結構汐のモノマネウマイです。」みたいな状態でした。
自分で生み出したキャラクターなんですけれどもね!
ふいにやってきてみれば、私が生み出した時と同じ子だったりして…どれだけ遠回りしたんだろう(笑)。

過去の汐はとってもマーブルな状態なので、相手の言葉、動き、その場の雰囲気、それから自分のその時の感覚、それが少し変わると全く別のものが出てきたりして。
そうそう、一日前には「怒」だったところで「哀」になった時には心底驚いたモノです…。
ひとつの色で染め上がらない状態で、何が出てきても間違いではないというのは初めての経験でした。
でも、それが過去の汐、でした。


そして、カガチは…「楽しかった!!」に尽きます(笑)。
どうとでも見えるし、どうとでも取れる。
見る人によって「黒幕だ!」とも「導き手だ!」とも「傍観者だ!」とも、なんとでも取れます。
ほおずきの花言葉が「偽り」や「不思議」ですから(笑)。
それ故に、一人でながーい言葉を紡ぐことが多く、沢山しゃべりながらも雰囲気を特定されないようにするのは役者としては大変だった…と言いたいところですが、非常に楽しかったのです!
なんでしょうね、物語の渦からはずれたところにいる、第三者目線というかなんというか。
何を前面に押し出すという立ち位置ではないですし、他の人達と同じ時間軸で存在している人間でもないので、感覚も全然違いまして。
本当にこの人、大好きです(笑)。


「ほおずきの街」は「偽りの街」で「心の平安の街」。

人数のいる劇団では絶対に兼ねないであろう「汐」と「カガチ」。
二人と舞台上で生きられて楽しゅう御座いました。
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キャラクター裏話『溥っち』(七海)
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溥っちとは、稽古場で演出がよく使っていた呼び名です。
 
「オラオラ」「派手」「個性丸出し」「ドスが効く」などのキャラクターを得意とする僕は、溥と馴染むまでだいぶ時間がかかりました。
溥は地味〜でとっかかりのない感じで、おまけに気が付くとそこらへんにちまっと黙って座っている…そんな感じなのです。
 
右往左往し探りながら演じていくうちに、ふと溥の持つスペックに気づきました。
「拾う」スペック。
ひとつひとつの出来事と、それに付随する人々の想いを拾う。
何かの使命のように拾おうと思って拾っているわけではなく、当たり前に生きているその中で呼吸をするのと同じように拾ってしまう、これが僕の見つけた溥でした。
 
普段、キャラクターと僕の関係は「相棒」みたいなもので、
「行くぜー!!」
「うおらっさー!!」
みたいな感じなのですが、溥とはフレンチトーストの「フレンチ」と「トースト」みたいな関係で、まさに「じっわ〜〜〜」と染み込む感じでくっついていました。
 
寄り添うキャラクター溥、初めてのタイプで僕、最終的にメロメロでした。
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その他裏話『ほおずき』(吉田)
 
正真正銘、ほおずきです。

7月上旬に浅草寺でほおずき市がありましたので、私はひょこひょこと出かけていってほおずきを一鉢購入して参りました。
当初井戸の横に置くほおずきを本物にしようかなーと思っていたのでその候補に。
ただ、本物を置くとかなりリスクが…ということで、作り物になったのです。

本物のほおずきは受付でお客様をお出迎えして、お送りするようにしよう、とホールに持ち込んでおりました。
が!
これはそのほおずきではありません。
夜光堂旗揚げメンバー(内山・七海・吉田)が所属してた大学の演劇部の先輩が、確か2回目の公演からずっと、おそらくそのお話にあうお花(+色)を選んで、アレンジメントをお花を送ってくれていたのです。(旗揚げ公演の時は直接ご来場頂きました!!)
で、その先輩が今回は、ほおずきをズバッと送って下さったのです!!
それがこれなのですー!!
もう、毎公演、本番当日に先輩からのお花が届くと、どれだけ力が沸くか!どれだけ嬉しいか!!
その時はみんな「当時の後輩」な気分でわきゃー♪♪♪ とはしゃいでしまうのです。

その先輩は芝居も製作も何も知らない私に、公演を行なうことの心得や製作の基礎を叩き込んでくれた方なのです。
もしも夜光堂の公演で、少しでも心地良いなと思って下さったならば。
それは夜光堂の結成メンバーがこの先輩から教えて貰ったことに基づくことです。
…未だに、先輩が公演に足を運んで下さったら…色々怒られるような気がしてなりませんが(笑)!
直接教わった時期はとっても短くて、それも軽く10年以上は前なのですが、色々行き詰まった時には先輩の顔を必ず思い出します。

夜光堂は今回で20回目の公演。
結成して「どうやって公演をやろう」と右往左往していた頃に、旗揚げ公演が出来るように力を貸して下さり、今でもずっと夜光堂の公演の力になって下さっている方がいます。
昔、その方から聞いた話では、「思ったよりしっかりとやっているから」と思い、その後もずっと力になって下さった…という事です。
多分、その「しっかりと」は、この先輩に教わったことなんだろうな、と思います。

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音裏話『効果音?・灰猫合唱団』(吉田)
溥と浬と漱が歌っていたねこのうた。

三人だけの歌声だと少し寂しいということで、かさましに、録音した「ねこのうた」も流れていました。
…まあ、ほら、今は口パクではなく、録音した歌声と生歌をライブとかで同時に流すとかやってるみたいじゃないですか。そういう感じです。

録音で流れていた声は「灰猫合唱団」と呼ばれていまして、七海と…その時に舞台に出ていない吉田、そしてそして音響の内山の三人で構成されていました。
わきゃわきゃと歌って録音。これも加工なしです。

一度録音したものがテンポが遅く、録音し直しになったのですが、それでも実際に舞台で踊りながらになると徐々にテンポアップしてしまい、時々灰猫合唱団が置いてきぼりになることもあったのでした。
ただ、舞台上で灰猫合唱団の声を聞きながらあわせて歌うと、妙に早くなってしまうこともなく、一定のテンポで進められるというメトロノーム的な役割も担っていた…のかもしれません。
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音裏話『効果音・ガヤ』(吉田)
 最近の夜光堂は、所謂「ガヤ」と呼ばれる音で既製品は使っていません。
(既製品…効果音CDというものが市販されていて、色んな音があるのです)

今回使用していたガヤも全て出演者の声を録音して使ったモノです。
冒頭やED近くで流れていたもの、それぞれ状況に合わせて造っていますので、全て違うものです。

録音の時は割とみんなノリノリで、「子どもが母親を呼ぶ声」「母親が子どもを呼ぶ声」「喧嘩をふっかける声」「腰を抜かした人」「逃げまどう人」「悲鳴をあげる人」…等々、それぞれがそれぞれに役をつくって録音します。
これ、全員一斉にやると、その中の一人でも使えない声を出している人がいると全部ボツになってしまいますので、一人ずつ・単品で録音していきます。
何十という録音素材を持ち帰って、自宅でストーリーを考えながら声を少しずつ重ねていきます。
音量は少し加工をかけますが、基本的に大きな加工はしません。
なので、もの凄く沢山録音しても使えない声ももの凄く沢山…あるのです。(多分、メンバーも知らないと思います)

例えば、メインの役柄と同じ声を使っていたらそれだけでダメ。
ガヤとはいえ、棒読みだったりしたらそれもダメ。
緊迫感が足りなくてもダメ、他の人の声と合わせて浮くようなものはダメ、はっきり内容がわかる喋り方で場面にそぐわない事を言っていてもダメ…とにかく、色々弾いていきます。
使えるものだけをピックアップし、音量を調節し、重ねて重ねて…あのガヤが出来るんですね。

ストーリーがありますので、よーくガヤだけ聞いてみると、はぐれた母子が別の場所で呼び合っていたり、なんだかフクロにされている人が居たり、逃げまどう人が居たり…色々聞こえます。


余談ですが、結構重低音メインのガヤでしたが…重低音の音域に使われていた声は全てオナゴの声で御座いました。
夜光堂の女子、低音の声がよく出ます…。
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小道具裏話『カガチからのほおずき』(吉田)
 
砂漠を歩く溥が占い師から渡されたほおずきです。
占い師と溥との間には薄い布(紗)がありましたので、『どうやって受け渡したのだ!?』と思った方、いらっしゃった…でしょうか?

…はい、大抵の方はおわかりでしょうが、このほおずきを二つ使っていました。
占い師は投げる振り、溥は投げられた振りをして床に落とす…うまいこと呼吸をあわせてやると、どの角度から見ても「わぁ、興ざめだぁ」という感じには見えないのです。(たぶん)
と、自慢したところで。

このほおずきはもちろん自作のモノです。
投げても落としても乱暴に扱っても大丈夫な、軽くて丈夫ででもなんとなく質感のありそうなモノ…という条件で、小細工部が大好きな東急ハンズをうろついて素材を見つけたのです。
加工自由なプラスチック。色々作れる便利素材でした。
ふふふ。
上部についている紐はヘンプを四つ編みしたもの。

因みにこのほおずきは七海作。
自分では「きもちわるいー」と言っていましたが、ぷっくりしたほおずきの形状でイイ感じでした。
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ギャラリー『にこー』(七海)
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本番前、楽屋での吉田。
ニコー♪
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小道具裏話『カガチがくれたもの』(七海)
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「迷うなら、これをやろう」
 
カガチが溥にくれたほおずきの形をしたモノ。
後に溥は、このほおずきに触れて、忘れかけていた過去を思い出しました。
カガチが幸せの街に引き込む皆にこれを渡しているのか、はたまた溥の時だけなのか、溥は分からないのですが…ともあれこのほおずきによって、幸せの街が大きく動くことになるのです。
 
「はい注目〜!この尖っているところが、ここに当たりました!」
幸せの街に呑まれて、浮かれていた溥を引き戻したほおずき。
これは、紐もほおずき部分も、吉田の手作りです。
 
顔半分が隠れていたり、手の中がペカーっと光ったり、見るからに怪しいカガチですが、嘘を付かないので溥は意外にカガチのことが好きでした。

 

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衣装裏話『溥の茶マント』(七海)
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溥やらくだちゃん水筒と共に、砂漠を旅してきた仲間、茶マントです。
 
「外からきた人はみんな、こういう格好をしてるんです!」
 
汐が幸せの街にやってきた溥のマントをぶあっと掴んだ時、いつもちょっと(くっちゃい)みたいな顔をするので、きっと茶マントは他の人が嗅いだらくっちゃいんだと思います。

溥にとっては、故郷の街にいた頃からの愛用品。
僕にとっても、衣装が決まる前から既に確定で身につけていた愛着のあるものとなっていました。
いや!衣装としては、くっちゃくならないようにちゃんとファブリーズしてましたよ…!
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